頭でわかる/心でわかる

ふと大学時代のことを思い出していて、印象強かったことがあったので書きます。

大学時代に住んでいた熊本のアパートの近くに「半月焼き」のお店がありました。

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こんな感じの20席もない小さなお店です。

実は、このお店を立ち上げる以前に、この店の店長と飲む機会があり、沢山相談にのってもらいました。

就活、恋愛、人生。

この店長、若い時美容師として相当お金を稼ぎ、仕事をやめ阿蘇の山でカフェを経営。

経営中に、ガンにかかり退職。

ほぼ生きることが出来ないという状況の中、ガンを完治させもう一度お店を出し、この半月屋を作ったらしいです。

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上が店長 with 半月焼き200円

お店が出来て2年半、食べに行ったのは4回くらいかな?

その4回で色々な話を聞かせてもらいました。

でもある時、店長に人生経験をもっと聞かせて欲しい!と言うとこう言われました。

オレがお前に今までの人生で経験したことを話してやってもいい。

でもな、オレがお前に今までの経験を沢山話すだろ?

お前はオレの話に共感したり、納得したりする。

でもそれは「頭でわかった状態」で「心でわかった状態」じゃないんだよ。

本当にわかるっていうのは「頭」じゃなくて「心」でわかるってことで、話を聞くだけじゃなくて実際に同じような経験をしなきゃ本当にわかった状態になれないんだ。

だから、話を聞く時はその人が体験したことを頭で想像しながら聞かないと全く意味が無い。

想像しても意味が無いかもしれないけど、しないよりはマシだ。

だからお前も適当に話しを聞くんじゃなくて、自分が体験したように想像しながら話を聞くようにするんだ。

本当に「心でわかる」人間になるためにはな!

ハッハッハ。

あの時、こう言ってくれる人がいて本当に良かったと思います。

熊本のお父さん(親父)的な人で、大学を卒業する前に両親と絶対に会わせたいと思っていました。

しかし、大学を卒業する前に店長は、亡くなってしまいました。

最後の挨拶をする暇もなく、気付いたらお店がたたんであり、窓に店長が亡くなったという内容の張り紙がありました。

名前も知らない、半月屋の店長。

どうせ天国で悪人みたいな顔しながら笑ってると思います。

オレが死んだら、逆におみやげ話でもしてやります。

んーーー頑張ろう!

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